西日本鉄道住吉 12:28
容赦なく降る雨の中で二歳女の子の七五三の写真を撮る。
撮影できるスペースは、かろうじて雨をしのげる神門の周りだけ。もう少し雨が弱ければ撮れたであろうカットを思い浮かべるが、天気ばかりはしかたがない。濡れながら子どもと遊んでいただいたパパとママに感謝である。
参拝にはおじいちゃんおばあちゃんも来ていた。
嬉しそうに話しかけたり写真を撮ったりするのであるが、彼女はにこりともしない。二歳の子どもは言葉では笑わない。とはいえ幼い孫がきれいな着物を着ているのを見るだけで、祖父母は嬉しいものであろう。
雨脚が強すぎるせいか、神社に参拝する人も外国人観光客もほとんどいない。滴り落ちる雨音の奥から祈祷の太鼓の音が低く響いてくる。