成田線佐原駅 20:40



  
 
 
 
雨の中の結婚式を撮る。
鹿島神宮での挙式のあと、古い日本家屋を改装したレストランでの食事会。
二人はプランナーを立てずに自分たちで店を予約し、バスを手配し、スケジュールを考えたそう。苦労は多かったろうが、本当の手作り結婚式であった。

鹿島神宮の結婚式撮影は、拝殿内に入ることができないため、賽銭箱のあたりからひたすら後ろ姿を撮るだけになる。
以前七五三の撮影で訪れたときに、地元の写真館さんが賽銭箱のすぐ前に脚立を立て、そこから撮っていたのを見て驚いたものである。三三九度などは何をやっているのかよくわからない写真しか撮れない。
 
どこの神社でもそこだけのルールがあって、比べるのも面白い。決まりごとの多い神社は窮屈で好きではないのだが、なぜそう決めたのか興味が湧く。たとえば、シーンごとのシャッター回数が4回までと決められている伊勢山皇大神宮(横浜)とか。神さまよりもわからないのは人間のほうである。
 
佐原はお祭りが行われており、夜の通りは賑やかであった。この長雨が終わったら冬になるのだろう。