東京都荒川区南千住 16:58
家族写真の撮影。
お姉ちゃんが一歳の時に撮ったのは2年前くらいかと思いながら出向いたら、もう五歳になっていて、ちょっとした浦島太郎の気分になる。
そのときに僕が作ったアルバムをパパが出してこられたのでちょっと見返すと、自分で言うのもなんだが、わりといい写真であった。
撮影終えて公園近くのバス停でバスを待っていると、学校帰りの中学生や小学生が通り過ぎる。1990年代の再開発の結果、南千住の汐入地区はマンションが林立している。周辺地区に比べて子どものいる世帯が多いのであろう。夕方の通りに子どもの声がするのはよいものだ。
しかし、この景色も20年、30年後は変わっていることだろう。一気に新しくなった街は一気に古くなる。少しずつ新しくしてゆけばよいのにと思う。きっと変化は小さいほどよいのだ。変わったのがわからないくらいに。気がつけば変わっていたというように。