東京都大田区仲池上 9:34
長らく活躍した日比谷線03系。そろそろ引退が迫っている。(日比谷線南千住駅) |
土曜日といえど、朝8時の住宅地の中にある小さな公園にはさすがに他の子どもがいない。
ふだんならともすれば起き抜けのシャワーを浴びたばかりでぼーっとしている時刻だが、今日は元気に遊ぶ子どもたちを撮る。
三人姉弟でも一番活発なのは七歳の長女か。多少おしとやかになるまではまだ少し時間がかかりそうだ。一歳の夏に彼女を初めて撮ったときはママにしがみついて離れなかったのが嘘のようである。子どもはほんの数年のうちに変わってゆく。
公園のあと、自宅で親子が遊ぶ様子を撮って終了。リビングには笑顔の家族写真が飾られている。みんな仲がいいんだなあと感じる。家庭円満の秘訣は、家の中に家族写真を飾ることだ。
二件目の撮影は同じ大田区内。30分ほど歩き、家の中で二ヶ月の赤ちゃんを撮る。
こちらは初めてご依頼いただいた家族である。
パパとママはどうしたらよいのかわからないのだろう。撮影のはじめ、なんとなく落ち着かない様子なのはよくあることだ。
赤ちゃん語で話しかけると、幸いにして赤ちゃんの表情が和らいだ。これでひと安心。子どもが笑えば親は落ち着くものである。
家の中でひと通り撮影したあと、近所の神社に出向いてそこで家族写真を撮る。お宮参りの前撮りは珍しいが、写真として残しておきたかったのだろう。
4人家族になって(たぶん)初めての家族写真だったかもしれない。ぜひプリントして、家に飾ってほしいと思う。