東京地下鉄東西線浦安駅 16:38





  
 
 
 

浦安駅に着いたときには雨は上がっていたが、神社に向かって歩き始めると降り始めた。しかも本格的に降ってくる。
 
スマホを出して気象庁のサイトを開いて雨雲の動きを見ると、1時間待てば雨は止みそうである。お客さんに電話して、雨上がりを待ちながら家の中で撮影させていただくことにした。
 
七歳と三歳の姉妹である。二人揃って晴れ着を着る機会は今年だけであろう。ご自宅に着くと、二人は今日のために用意された赤飯を食べていた。
 
家の中でも6畳くらいの部屋があれば、子どもの写真は撮れるものである。
 
とりあえずおもちゃで遊びつつ、スタジオふうの写真を撮るうちに雨はやみ、車に乗り込んで神社に向かう。
 
短い冬の日は暮れようとしている。空気は冷たく、参道は濡れているが雨が上がってなによりだ。お姉ちゃんが赤ちゃんだった頃に撮った写真を思い出す。大きくなった。
 
 
撮影終えて駅まで送ってくださるというのを、またいつものようにお断りして駅まで歩く。
  
浦安といえばディズニーランドのイメージが強いが、1960年頃までは漁村であった。神社があるということは、その地区は浦安の中では歴史がある土地だということだ。
  
高度成長期前、雑多な時代の浦安を見たかった。
  
適当な道を選んで歩くと、時代から取り残されたような古びた家が現れる。路地に入ると井戸もある。わくわくする。ディズニーランドより楽しい。僕にとっては。