高崎線上尾駅 12:21
尾道に住んでいると関東の人から「暖かいでしょう」とよく言われるが、そんなことはありません。
冬場は関東のほうが晴れの日が多いから、尾道より暖かく感じられる。
小春日和の陽射しの中、3ヶ月の赤ちゃんを撮影したあとはコートを脱いで歩いてちょうどいいくらいだ。
今年の5月に日光で結婚式を撮影した夫婦に赤ちゃんが生まれた。
結婚式のときはすでに身重だったので、無事に生まれてくれてほっとしたことだろう。
赤ちゃんはご機嫌で、話しかけると笑ってくれる。かわいい。あっという間に1時間が過ぎた。
おうちの中にはAIスピーカーのアレクサがあって、パパが「クリスマスソングをかけて」と言うと音楽が流れ始める。
CDを何枚も借りて来てカセットテープにいちいちダビングしていた世代にとっては、なんだか夢のような機械である。
落ち着いたバラードの後には気分を変えるようなアップテンポの曲をつなげたりして、手間暇かけてオリジナルのテープを作るのがよかったんだよ、なんて言うのは野暮だから言わない。
そのうちラジオのDJの仕事もAIでできちゃうんじゃないか。
午後は撮影がないので、上尾から高崎へ下り、両毛線で小山に回って南千住に帰る。