加古川線日岡駅 12:29



 

その子が声を発したときには『奇跡の人』を観たような気がした。

数え三歳の男の子はパパにしがみつくようにう抱っこされてやってきた。漸う地面に下ろしたものの、口をとがらせてひと言も発しない。

遊ぼうとしても、なかなか動いてくれない。

それはその子の性格なのでそのままでいいけれど、やはり写真は撮らねばならぬ。

 

辛抱強く遊んでいるうちに彼がいきなり「葉っぱ!」と声を上げたから、びっくりした。なんだちゃんと話せるじゃないか。

それから急に彼の動きがよくなる。彼の心の壁がなくなったらしい。

子どもによってうまくいくこともあれば、そうでないときもあるし、こればかりは実際に遊んでみないとわからない。

まあ、今日は彼の笑った顔が撮れたからよかった。

 

ママのお腹には二人目の男の子がいて、これからまた賑やかにたいへんになるだろう。 

人見知りする彼は、新しく増える家族をどう迎えるだろう。いいお兄ちゃんになってほしいと思う。

そして3年後はきっと二人でお参りする七五三。

 

山陽本線尾道駅 5:12 できることなら乗りたくない始発電車。兵庫県加古川市まで。


山陽本線網干駅 8:29 今春には存在していた「川の上に建つ家」がなくなっていて、軽い衝撃を受ける。見慣れた風景はあるとき突然消える。

加古川線加古川駅 9:07 本日の撮影に。加古川線のカラーリングは らつたさんの描く毛鉄電車に似てるな……といつも思う。

加古川線日岡駅 9:18 新快速も停まる加古川からたったひと駅でこのローカル感。



兵庫県加古川市加古川町大野 11:46 本日の撮影終わり。数え三歳男の子の七五三。 パパにしがみつくように抱っこされていた彼に話しかけてもひと言も発しない……ところから撮影が始まる。そういう子でもなんとかなる。


夏の花がまだ咲いている。


加古川市加古川町中津「とみさん」のラーメン。 寡黙なおやじさんと奥さんの二人でやっている。店主のキャラにまったく合っていない2階の雨戸のイラストが出色。 スープをひと口飲むと、甘い! 醤油味なんだけどラーメンで甘いと感じたのは初めてである。これは好き嫌いが分かれそうだ。



加古川線日岡駅 12:28 R西日本は加古川口でデータイム一両というのはやめたほうがいい。車内満員。日岡駅であわや積み残しが発生しそうになった。合理化効率化という名のもとのサービス低下。国有鉄道時代と変わらない。

山陽本線加古川駅 13:03 今夜は名古屋に泊ります。


東海道本線近江長岡〜柏原 15:42 秋空の下の伊吹山。今年の冬は暖冬予報が出ている。

名古屋市中村区名駅 17:26 なんか久しぶりという感じがしないなと思ったら、先週も名古屋に泊まったんだっけ。


今夜もデータ納品終えていただきます。