尾道 17:21

 

 
明日から一週間ほど家にいないし、そのあとも家にいない日が続くからスーパーに行っていろいろ買っておく。
 
洗濯洗剤、ティッシュペーパー、ゴミ袋、ほかになんかあったっけ。
 
ミチコさんからは「また買物行くの?」と呆れられているが、ぜんぶ生活必需品じゃないか。無駄遣いできるお金は我が家にはないのである。



昨夜のごはんが残っていたからお昼ごはんはチャーハンにしよう。

今春に買った中華鍋はようやく油が馴染んできて、焦付きが少なくなった。
 
男というのは外で食べる料理を再現したがるのではあるまいか。チャーハンは町の中華料理屋のそれが理想である。
 
チャーハンをおいしくするにはやはり油の量と火力である。家庭用のガスコンロだから火力はいかんともしがたいが、油は惜しみなく入れる。ラードでもいい。ミチコさんからは嫌われるけれど。

調味料は塩と鶏ガラスープの素と醤油とだしの素(鰹節でもいい)を少々。
 
腕が悪いからパラリふわりと仕上がるわけではないが、何度も作っているうちに少しずつ味が安定してきた気がする。自己評価するなら60点かなあ。 

できたチャーハンはいったんお椀に入れて固めてから皿に乗せる。そのほうが町中華っぽいから。そんなことしなくってもいいのに、気分の問題である。

お玉ですくって中華鍋の縁でトントン叩いて皿にドンとかぶせるように乗せる料理人の真似するには一万年早い。
 
毎回上手くできるかどうかどきどきするし、チャーハン作るのは楽しい。