名古屋鉄道常滑線大野町駅 12:32
宮司さんのいない小さな神社は地域の氏神様。訪れる人もおらずひっそりしているが、境内はそこそこ広い。
すぐ隣は松原で、その向こうの堤防を越えると伊勢湾に面した砂浜が広がっている。
子どもが大きくなるにつれて撮影が難しくなる。
というのは僕の持論で、今日は小学6年生のお姉ちゃんと4年生のお兄ちゃんが、五歳の男の子を撮っている間、退屈そうにしているのをなんとかつなぎ止めるのがたいへん。
ちょっとやそっとふざけたくらいでは、白けた顔をされてしまう。
代わりに僕の後ろでパパに変顔を披露してもらってなんとか三姉弟の写真を撮った。
これで子どもたちの七五三が全部終わって、パパとママは肩の荷がひとつ降りる。
次はお姉ちゃんの成人式ですねと言えば、ああそうかと夫婦は顔を見合わせる。
お姉ちゃんが二十歳になるまであと8年。
まだまだ先に思えて、気がつくとあっという間に時間は過ぎて、お久しぶりですなんて言い合う、そういう日が来ますように。
愛知県常滑市西之口 11:28 本日の撮影終わり。五歳男の子の七五三。約束の時刻に行ったら、ずいぶん待っていたようで退屈しきっていたところからよく遊んでくれた。「つぎなに(遊び)する?」子どもは写真を撮られるという感覚がない。遊ばないといけない。