鞆鉄道新川線本庄 16:15
お宮参りは午前中にとっくに済ませた。家にいる赤ちゃんを撮って欲しい。そういう依頼で伺う。
当然、家族写真を撮るものだと思っていたら、パパは仕事に出かけて不在。しばし唖然としていたら、ママが言う。「じつは私ももうすぐ出ないといけなくて」
あとに残るのはおじいちゃんおばあちゃんと、五歳のお兄ちゃんだけという。
こんな撮影は珍しい。
赤ちゃんを撮ってもまだ時間が余る。じゃあ遊ぶか。お兄ちゃんと近くの公園に行く。もともと退屈していたのだろう。彼はすぐに小さな公園を駆け回る。
しばらく遊んで、じゃあ家に帰ろうかと帰って、玄関で機材を片付けて家を辞そうとすると、彼が「まだ遊びたい」と言う。おじいちゃんが困ったようにもう時間だからと言うと、彼は「もう靴履いちゃったもん」と言う。
そんなこと言われたら、喜んで遊ぶよお兄さんは。
また同じ公園に出かけて行き、しばし遊んで満足したところでお別れ。じゃあね、また遊ぼうね。
でも明日会えるわけではない。次に会うのは何年後か、それとももうないか。
楽しく遊んだあとはいつも少し寂しい。
鞆鉄道市内循環線福山駅 14:21 2件目の撮影に。 トモテツバスの市内循環は左右周り足しても一日たったの6便。市街地西部を走るが僕のほかに乗客いない。路線免許維持のために動かしてるんだろうか。中国バスの「まわローズ」と大違いである。
広島県福山市南本庄 15:56 本日の撮影無事終わり。 2件目はお宮参りを終えた赤ちゃんを撮る。パパは仕事で不在、ママも撮り始めて10分ほどで仕事に出てしまって、五歳のお兄ちゃんとおじいちゃんおばあちゃんだけが残るという、なかなか珍しい撮影であった。