関東鉄道つくバス谷田部シャトル科学万博記念公園 16:35

  
 
 
 
秋葉原から電車で1時間。
つくばまで来ると、公園の混雑ぶりは都内の百分の一くらいになっていて、満開の桜の下では人々がゆったりと思い思いの時間を過ごしている。人が写り込まないアングルを探しあぐねることもない。周りを気にせず思い切り遊べる。
    
今春小学生になる姉は、とてもおしとやかでアクティブな遊びには興味を示さない。それにひきかえ幼稚園児となる妹は大声で叫んでバイキンマンを追い返す。対照的な性格の姉妹は見ていて飽きないし撮っていて楽しい。
 
撮影の合間にパパと話をした。

初めてのお客さんであるせいか、出張費無料というのが不思議なようで「それで大丈夫なんですか」と久しぶりに聞かれた。経済的に余裕があるわけではないけれど、妻+猫7匹となんとか暮らせているからまあいいんじゃないか、というのが僕の答え。
 
出張ばかりの仕事に対してよく「たいへんですね」と言われるけれど、当の本人はしんどいとは感じていない。もしきつくて嫌だったらこの仕事をすぐに止めてほかのことをするだろう。
 
そういえばサラリーマンを辞めたのは、勤めていた会社が嫌だったからで、仕事は嫌いではなかった。残業は毎日だったし、勝手に100日連続出勤して(百貨店なので毎日営業している)、一人悦に入っていた。つまり、そんなことをする社員は根本的に組織に向いていなかったのであった。