新京成電鉄新京成線三咲駅 16:56

  
 

 
桜の盛りに撮影が続く。
予約は2ヶ月前から受付けしているから、桜の開花状況がわからないうちに予約いただくことになる。うまく桜と撮れるかどうかは運しだい。ちなみに昨年の3月30日の東京は開花が始まったばかりで、とても寒い日であった。

ランドセルを背負った女の子と初めて会ったのは三歳の七五三のとき。すっかりお姉さんになって僕がふざけても一緒にふざけてくれない。ボケを完全にスルーされて寂しいけれど、これも成長の証ということか。
 
春休みとあってか、公園はたくさんの家族連れで賑わっている。
楽しそうに遊んでいる家族の近くで、機嫌を損ねたらしい子どもが地面に突っ伏して泣いている。その脇で「泣かないの!」と怒る親。まったく悲喜こもごもである。
  
泣いている子どもに泣くなと言っても泣き止むことはないだろうが、言わずにおれない気持ちもわかる。子どもを遊びに連れ出しても苦労が絶えぬ。世のお父さんお母さん方はほんとにおつかれさまです、と思いながら僕はホテルに帰って洗濯をし、プロ野球開幕戦(カープ対ドラゴンズ)をラジオで聴くのだ。