静岡県焼津市栄町 17:44
桜咲く土手では中学生の女の子が4、5人、自転車を止めて桜をバックにスマホでセルフィーを撮っている。きゃあきゃあ言い合って楽しそうだ。
四歳の女の子を持つママはそれを見ながら、「あのくらい(の歳)になったら、もう親とは遊ばないですかね」と言う。
おそらくそうでしょう。さっき来るとき、公園で小学校高学年くらいの男の子たちが野球して遊んでいるのを見かけました。今はママにべったりでも、いずれは親より友達と遊ぶほうが楽しいと思うようになるのでしょう。
今日はパパが不在で、ママが絶賛ワンオペしている中での撮影であった。「8時に寝てくれたら助かるんですけどねー。9時に寝てくれたら万々歳」というから、寝かしつけには苦労されているらしい。
「子どもを育てる期間」というのは、毎日あたふたしながら気がついたら終わっているものなのだろうか。その日々に意味があるのかないのかどうなのか。子どものいない僕にはわからない。確かなのは、子どもが目に見えない速度で日々大きくなっているという事実だけである。