山陽本線熊山〜和気 9:48



 
 

 
枯れた景色に緑が混じり始める。
田んぼの土が掘り起こされて水が入れば、山も緑に覆われるだろう。
 
駅に向かう途中で登校する小学生とすれ違う。用務員のおじさんと挨拶を交わす子らを眺めつつ今日は終業式ではなかろうかと思う。君たちは明日から春休みなのか。
  
こちらは11日間の旅の始まり。今日は山陽線で尼崎まで行き、東西線からの片町線(学研都市線)でもって京都の京田辺市まで行く。
 
浜松に住む家族のパパの実家があるということで、以前「京田辺市って知ってますか」と聞かれて、地理に自信がある僕はもちろん知ってますよーと答えたが、すみませんよくわかっていませんでした。
 
東海道線の大阪から京都に向かって山崎を過ぎたあたりにあると思ってたけど、それは長岡京市であって、京田辺市は京都と奈良の間に位置するのであった。どちらも市名に「京」がついているから紛らわしい。

京田辺という市名は1997年に公募で決まったそうだが、「京」をつけたのは和歌山県田辺市との混同を防ぐためでもあるらしい。
 
いっそのこと「南京都市」にすればよかったのに思ったが、西東京市が東京のどこにあるのか知らない関西人は多いだろうし、東大阪市に行くのにどの路線に乗ればよいのか即答できる関東人も少ないだろうから、「方位+大都市」の地名はかえって正確な位置がわかりづらくなるかもしれない。
 
そういえば、四国中央市って何県だったろうか。