尾道 17:26





 
 
  
3月に家に居られる日は今日が最後で、朝から洗濯機を2回稼働させて洗濯。
隣の公園の桜はまだ蕾。満開になるのは4月になるだろう。
   
台所のテーブルに「広報おのみち」があったので、ひと通り眺める。目次のところに市の人口動態が載っているが、先月は163人の減少。この数年間、市の人口は毎年約1500人ずつ順調に減っており、このペースが続けば約80年後には尾道市には人がいなくなってしまうことになる。
   
人が減ると経済規模が縮小する。仮に一人あたり年間100万円を使うとすれば、年間15億円の経済減少となるわけで、市の景気がこの先良くなる見通しはまったくない。市の中心部にあるイオンは、テナントが撤退したあとが埋まらずスペースが空いたままだ。人が減るとそれに合わせてサービスが縮小されるのは当たり前か。
  
毎月の広報誌を見ていると、人口を増やそうという施策は見当たらない。市の「財政運営見通し」には歳入に見合った予算にしようとあるので、人口減は仕方のないものとして諦めているのかもしれない。
   
人が減ると僕の仕事も先細りになるだろうなあと、夕方にもかかわらず閑散としたイオンで買物しながら思う。仕事の規模を拡大させようという気はまったくないけど、続けられなくなるのは寂しい。