東京都中央区京橋 16:17


 

 
 
オフィスビルの中にある結婚式場のロビーからは、銀座通りがよく見える。
 
撮影中に見学のカップルを連れたプランナーさんがそのことをアピールしていたけれど、それがど二人にどれだけ響いただろう。
 
多くの人にとっては、日本を代表する繁華街の象徴である通りも、東京の街路のひとつに過ぎないのではなかろうか。僕にとってはかつて働いていた街であって、多少の感慨があります。
 
 
新郎は長崎県諫早の出身ということで、ご家族が上京しておられた。「あら久しぶりねー、なんばしよったと?」親族に会って声を上げる母上から懐かしい長崎弁を聞く。
 
学生時代の友人らが集まって賑やかな披露宴になった。
 
新婦を見ていると表情がくるくる変わる。彼女の母上もよく笑う人だから、似たのかもしれぬ。四人姉妹!の長女だそうだが、末っ子のような愛嬌があった。
 
三人兄妹の次男である新郎と、明るい雰囲気の家庭を作ることだろう。
結婚おめでとう。末長くお幸せに。