名古屋鉄道常滑線朝倉駅 11:41

   
 

  
朝のラッシュが過ぎた駅前は森閑として夏の陽射しを浴びている。
  
コンビニの前を通って信号を渡って…今まで何度か歩いた道を辿ると、その町と近しくなったような気がする。
全国各地にそういう町があるのはありがたいことだと思う。
 
「とある日」を撮影した家族に新しい赤ちゃんが生まれた。
 
一ヶ月の新生児は目を開けていてもまだほとんど何も見えていない。でも、僕の目に見えない何かを見ているような気がする。それをこの子に聞いてみたいのだけど、残念ながら僕には赤ちゃんの言葉がわからないのだった。
 
二つ年上のお兄ちゃんは赤ちゃんを撮影している間、機関車トーマスのおもちゃで一生懸命に遊び続ける。
 
ごろんと横になって、おもちゃのトーマスと同じ高さの視点で遊ぶ。きっと彼には彼だけ見えるおもちゃの世界があるのだろう。
 
子どもが見ている世界で僕も遊びたい。
 
撮影終わってチョコモナカジャンボをいただきました!