しまバス名瀬−空港線港町待合所前 12:23


  
 
 
  
名瀬港に着いたのは1時間遅れの8時過ぎ。
仕事は午後からなので、それまでどこかで時間を潰さなければならない。船が出てがらんと誰もいなくなったフェリーターミナルで仕事して過ごす。
 
船会社の窓口は閉まっており、港湾作業員相手の古びた食堂は12時まで開かない。開け放した窓からは時おり海の風が舞い込む。

こんな深閑とした空間がたまらなく好きだ。
いつまでもここにいたいと思うが時間はゆるやかに過ぎて、僕は立ち上がってカメラバッグを担ぐ。
 
しまバスの運転士さんが着ているのは大島紬ふうのシャツでおしゃれだ。