2018年7月1日日曜日

山手線目白〜池袋 12:02



 
 
 
駅に向かって歩きながら、こう考えた。 
理屈を言っても理解せず。感情に訴えても響かず。無理を通せば機嫌を損ねる。とかく子どもの気持ちはわからない。
子どもがいよいよ泣き出すと、アメ玉でなだめようとする。何をやっても笑ってくれないとあきらめたとき、子どもが微笑んで、写真が撮れる。
 
一歳の女の子は撮影が終わって帰り支度を始めると、ベビーカーの上で体を揺すって笑顔を見せる。それまでさんざん泣いていたというのに。
 
なんとか笑わせようとする大人たちの必死さがなくなったせいだろう。撮影中はふだんと違う雰囲気に怖がってほとんど笑わなかったが、子どもはそういうものである。
  
往々にして「写真を撮ること」が目的になっているとうまくいかないものである。
 
普段着の家族写真なら子どもと遊ぶこと。七五三なら神社で祈願すること。
 
出張撮影ではこれらが本来の目的であるべきで、ただ写真を撮りたいだけならばフォトスタジオをおすすめしたい。と、自分の仕事が減りそうなことを言う。
  
東京の今日の最高気温は32℃である。少し歩くだけで汗が噴き出してくる。
公園の中は一生懸命にジョギングする人たちが目立つ。帽子を目深にかぶり、長袖に手袋、顔は大きな黒いマスクで覆って走る女性はどういう目的で走っているのか。大人のやることもよくわからない……。