尾道 18:29

  
 
 
 
結婚式の動画編集を一件終わらせて、駅に明日から乗る切符を買いにゆく。
明日は朝早く出るので、ぐずぐず寝て駅に着くのはぎりぎりになるだろう。早起きは苦手である。
 
なので夜は早く寝ないといけないのだが、夕食のあとなんとなく飲み足りなくて、馴染みのバーに行く。
家から歩いて10分ほど、渡船乗場に下る道沿い店は年中無休なのか、いつ行っても開いている。
  
ミチコさんはクラッカーにオイルサーディンを乗せたものをおいしいと言ってむしゃむしゃ食べる。それでいてジントニックを飲む。合わないだろうと思うのだが、本人はまったく気にならないらしい。
 
店のテレビは音声を消してカープ対スワローズの試合を映している。
まだ8時過ぎたばかりなのにジョンソンがタイムリーを打たれて中崎が出てきた。もう最終回になっている。
 
それまでミチコさんとちらちらテレビ画面を見ていたのだが、こうなるともう目を離せない。
今年のカープは中継ぎ陣以降が打たれるケースが多い。ハラハラしながら見守る。
 
案の定、代わりばなに適時打を打たれて2点差に詰め寄られてなお満塁。
しかし「中崎劇場」と揶揄される抑えのエースはそこから二死までこぎつける。そして最後、2-2から内角低めにストレートが吸い込まれていくと、一瞬の間をおいて審判が右手を突き出して見逃し三振ゲームセットとなった。