広島県三原市糸崎 11:01


 
 
 

神社の境内にはクスノキの大木があって、岩のようにふくらんだ根元は大人が十人くらいいないと囲めないほど大きい。
 
樹齢は約500年だそうだ。室町幕府時代に芽吹いたことになる。
 


五歳の男の子は三歳の七五三でも撮影した。
 
そのときもよく遊んでくれたが、五歳になっても僕と一緒に遊んでくれるから嬉しい。子どもは本気で楽しくなると涎が出てくる。お母さん口元拭いてあげてください。

二回目だと、パパとママも僕の撮影をなんとなくわかっていて、適当に任せてくれるのもありがたい。
 
初めてだといきなり遊び出すから戸惑うのであろう。ポーズを決めて、はいチーズという撮影ではないから。
 
 
 
三歳のときのふわっとした感じは消えて、彼は二年の成長でできることが増えた。言葉も動きもバリエーション豊かになった。
 
子どもの成長は見ていて楽しい。その代わりに見られなくなる今がある。
 
それがなんなのかわからないけれど、きっといつか何年かしてまた写真を撮るときに気づくだろう。