山陽本線福山駅 16:26





福山城が整備されてきれいになったのは喜ばしいことだが、城跡に植えられていた桜やモミジがばっさばっさと伐採されて殺風景になってしまったのはほんまに悲しい。
 
樹勢が弱ったとか根が伸びて石垣を壊すとか理由はあるんだろうけど、これなら整備せんでもよかったのにと思ってしまう。
 


若い新郎新婦はそんな嘆き節をかるく受け流して残ったモミジの木の前に立つ。
 
二人にとっては今の景色がすべてであって、かつての城の情景なぞまったく関係ない。過去が長くなるというもの厄介なものだ。
 


前撮りする人もさまざまで、インスタを入念に調べる人もいれば、全部おまかせしますと言う人もいる。
 
新婦は小物をいろいろ用意していたから忘れないように撮っていたものの、終わり間近になってシャボン玉の存在を思い出して撮る。
 


シャボン玉を飛ばすのは意外に難しい。うまく出なかったり風であらぬ方向へ散ってしまったり。
 
衣装屋さんのスタッフさんに手伝ってもらいながらなんとか撮った。

前撮りは写真を撮るのが目的だけれど、それ自体がちょっとしたイベントのようなものである。
 
楽しんでもらえてたらいいなあ。