三重交通豊野団地線53系統結城神社前 11:27

 
 


津八幡宮の長い参道は高い杉の木が続いて薄暗い。 

そこを五歳の男の子が手を引かれて歩く。
 
途中で木漏れ日が差し込むところで歩みを止めて、彼と遊ぶ。
 
 

七五三の時期は、写真を撮ってくれるならとりあえず誰でもいいからフォトグラファーを呼ぼうということが起きる。
 
もちろんフォトグラファーによって、子どもとの接し方が違うし撮る写真も違う。
 
本来ならそこが一番需要なのだけど、そんなことよりとにかく出張撮影してもらいたいということになる。
 
なんならインスタの写真を見せれば、その通りに撮ってもらえるはずだ……。 
 


やっぱりフォトグラファーが家族の写真を撮る機会が少ないせいだろうなあ。
 
子どものお宮参りや七五三で出張撮影してもらうことが増えたとはいえ、それきりだったりする。
 
もっといろんなフォトグラファーの写真に触れて、自分の好みに合った写真を撮ってほしいと思うのだけど、そんな文化が広まるのはまだまだ先のことだろう。
 
 
 
近畿日本鉄道名古屋線近鉄名古屋駅 7:24 三重県津市まで。平日朝の下りは名古屋から津までずっと混んでいる。桑名までJRに乗ればよかったな。

紀勢本線津駅 8:46 本日の撮影に。近鉄→JRは改札通らずに乗り換えできるが、紀勢本線ではICカード使えないので、いったん改札を出て切符を買ってまた入る。ICカードのまま乗り換えたらどうなるんだろう。

紀勢本線阿漕駅 8:52 撮影場所の最寄駅だが30分近く歩く。車掌による切符の回収があった。ICカードは車掌が精算するのだろう。

昔の駅舎が取り壊されて、バス停みたいな待合室になっててがっくりする。

津市八幡町あたり。 伊勢街道沿いには古い家屋が残る。リノベしてレストランにしているところが一軒だけあったけれど、空家なったら朽ちるに任せている感じ。もったいないが、人車の往来もないしそうなるしかないのだろう。










三重県津市八幡町津 11:11 本日の撮影終わり。五歳男の子の七五三。知らない人にはよそ行きの表情を見せる彼だったが、遊べばなんとなくいつもの顔になる。


津駅まで20分くらいバスに揺られる。なかなか駅に着かないのでバスを間違えたかと思うが大丈夫。津の市街地って南北に細長いんだな。

近畿日本鉄道名古屋線津駅 11:56 2件目の撮影は名古屋。七五三の男の子に「つぎどこいくの?」と聞かれたが、三重県民にとっての名古屋とは、九州各県における福岡市の位置付けと同じなのかもしれない。



桑名で近鉄からJRに乗り換える。駅東口は再開発されるようだ。味のあるバスターミナルもおそらくなくなるのだろうから写真撮ろう。