武豊線亀崎駅 11:52




 
穏やかな秋の陽射しに誘われるように、七五三のお参りに来た家族が石段を上ってゆく。
 
いつもはひっそりしている小さな神社も、こんな日は境内に子どもたちの声が響く。
 
五歳の男の子はアクティブな遊びを好まない。兄弟揃っておとなしい。
 
子どもはひとり一人性格が違うから、遊びの種類も好みが分かれる。でも楽しければ笑うのはどの子も同じだ。



拝殿に入っても祈祷までにはやや時間があった。
 
待合の部屋は狭くて、子どもはじっと待っていると飽きてしまうから、彼を外に呼び出してぬいぐるみを渡して一緒に遊ぶ。

動き回らなくても静かに遊べる子だ。
 
彼が大きくなったらたぶん今日のことなぞほとんど覚えちゃいないだろうけど、僕はこの短い時間が思い出になる。

 
 
 
お兄ちゃんのお宮参りから始まって何度も撮ってきた子どもたちのハレの日も、今回でひと段落。

次は子どもたちが親になって、その子らを連れてくるときだろうか。ずいぶん先だけど、そういう日が来るのをひそかsに楽しみにしている。



東海道本線名古屋駅 8:36 半田市まで本日の撮影に。

愛知県半田市亀崎町 11:41 1件目の撮影終わり。五歳男の子の七五三。おとなしい彼は神社の雰囲気に落ち着かない様子ながらも、遊んでいるうちは笑ってくれる。 それにしても今日は暑すぎだ。汗だくになってしまった。