東海道本線吹田駅 14:49
ビール工場に隣接する神社の参道は秋の陽に照らされて、これではちょっと明るすぎるな。
4年前に七歳と三歳の七五三を撮影した姉妹は無邪気さも薄れ、お姉ちゃんはすでに大人の面差しを宿している。
一生懸命に遊ぶのだが、すんなりと一緒に遊んでくれない。まあ当たり前だ。
子どもが子どもらしく遊ぶ時期ってほんまに短い。
祈祷のときは拝殿での撮影を許された。
宮司さんが祝詞を唱えるときに「大人は頭を下げて」と言うのだが、お姉ちゃんはまっすぐに背筋を伸ばして前を見ている。
僕は思わず感心して彼女の姿を写真に収める。
<子どもだから>頭を下げなくてよいと考えたのであろう。
隣の親につられて一緒に頭を下げてしまいそうだが、相手の言葉をよく聞き瞬時に判断して行動に移す、ということができているというのはすごいことです。
今はかろうじて僕のふざけっぷりについてきてくれる七歳の妹ちゃんは、姉を見て同じように大人びて育つのだろうか。
いつかまた写真を撮るときがあったら、どうかふざける僕を醒めた目で見ないで一緒に遊んでください。
東海道本線近江八幡駅 11:26 2件目の撮影に大阪へ。
大阪府吹田市片山町 14:24 本日の撮影終わり。2件目は七歳女の子の七五三。初めは怖がっていたが、遊び始めれば慣れる。四歳上のお姉ちゃんがいて、大人以上に大人らしい女の子だった。祈祷の間もすっと背筋を伸ばして脇目も振らない。久しぶりに感心した。