京浜急行電鉄本線京急富岡駅 11:14

  
 
 
鎌倉幕府の鬼門封じとして建てられた神社は北向きにひっそりと鎮座していている。

朝9時前に着いたら境内は山の陰になって薄暗い。拝殿に宮司さんが上がって祓詞を唱えている。
  
彼は毎朝同じように神前で祈っているのだろう。人それぞれにやるべき仕事があるのだ。
 
 
 
寒さを感じながら家族を待っていたら、表参道ではなく裏参道からママが一人でやってきた。
 
僕を見るなり開口一番「離婚しました!」と言うのでびっくりしたが、以前家族写真を撮ったことのある人だった。苗字と住所が変わっていた。
 
 
 
三歳の男の子は、ママにべったりとくっついている。 
 
僕と遊んでも、すぐにママを思い出して戻る。
 
それを何度も繰り返しながら撮ってゆく。
 
子どもがフォトグラファーに興味を持たずにグダグダになってしまう状況は避けたいものだ。
 
 
 
彼にとっての心の拠り所がママなのだろう。そんな姿も成長とともに変わってゆくものだから、今は今しか見られない彼を大事にしておきたい。
 
五歳の七五三のときには、きっとやんちゃな男の子になっていることでしょう。
 
 
京浜急行電鉄本線横浜駅 8:20 本日の撮影に。 朝の横浜駅を歩くだけで半日分の仕事をした気がする。

横浜市金沢区富岡東 11:04 1件目の撮影終わり。三歳男の子の七五三。人見知り場所見知りイヤイヤ期。ママにべったり貼り付いて離れないのをいろいろやって写真にする。今は彼にとってそういう時期なだけである。

柿と南天。横浜市でも金沢区富岡あたりはのどかな空気が漂う。古い家屋が点在している。茅葺屋根にトタンをかぶせた家もあって見ごたえがあった。


京浜急行電鉄本線京急富岡駅 11:13 ホームから見える小高い丘に富岡八幡宮がある。珍しく北向きの神社であったが、鎌倉幕府の鬼門除け(北東)だからそのように建てられたのだろうか。