京阪電鉄京阪本線八幡市駅 11:47

  
 
 
 
  
雨の中の七五三。
はじめは親子で緊張気味。神社へ上る石段で女の子が転んで泣き出しパパとママはさらに落ち着かない。こういうときに撮影してもロクなことはないので、先に祈祷をしてもらうことにする。祈祷の待合室で腰を下ろすと自然と気持ちも落ち着く。
  
祈祷の後もずっと雨降り。天気のせいか訪れる人も少なく、境内のひっそりした雰囲気がいい。
親にとって初めての七五三は、子どもが滑って転んだりしないか濡れたりしないかと気を使ってばかりで疲れただろうと思う。撮影が終わって子どもに「よくがんばったね」と声をかけるのは、親の自分ががんばったからである。子どもががんばるのは遊ぶことだけである。
当の彼女はすっかりご機嫌になってけたけた笑いながら歩いている。