岐阜バス伊奈波通り 12:21
七五三の撮影。
いざ始めようとすると「このあたりでいいですかね」とパパがいきなり家族を整列させようとする。僕はそういう撮影しないのです。子どもとまだ全然遊べてないのに笑顔になるわけがない。
それまでかしこまっていた男の子は、僕がイチョウの葉っぱを投げて遊ぶと、ふざけてもよいのだとわかって自然に笑うようになる。
そんな彼は拝殿の前できちんと手を合わせると、自分から「かみさま、いつも○○(名前)をみまもってくれてありがとう」と言い、後ろに並んだ大人達を驚かせた。今秋撮影した子らの中では一番の出来であった。
撮影終えて次の撮影場所へ移動する。バスで岐阜駅へ、東海道線で名古屋へ、「のぞみ」で京都へ、地下鉄と京阪を乗り継いで出町柳まで。
こんな非効率な仕事のやり方ではいかんと思うのだが、なぜかやめられない。