奈良県桜井市三輪 11:42





  
 

 
七五三の撮影。
よく駆け回る男の子である。長い参道を一人でどんどん先に進む。パパとママはがんばって草履や羽織を着せようとしていたが、最後には諦めて「これでいいよね」などと言い合っている。子育てというのはそういうものであろう。
 
大神神社は毎月1日の月次祭ということで参拝者多数。おじいさんおばあさんの集客装置になっているらしく、参道沿いには彼らが喜びそうな商品を揃えた露天が並ぶ。20〜30代の人の姿はほぼ見当たらない。「占い」と手書きした画用紙を広げたおばあさんは洋服も売っているらしく、エンジ色のカーディガンを手にお客のおばあさんと値段についてやりあっている。元気だなあ。
 
僕には買うものがない店を眺めながら歩く。よくこれだけじいさんばあさんばかり集まるものだと感心する。とはいえ、あと30年もすれば団塊ジュニアの僕も否応なくじいさんになっているわけで、そのとき僕らの世代が集まる場所はどこになるのだろうか。