2018年4月6日金曜日

東京都板橋区上板橋 16:44

 

 
 
 
橋の上でパパとママが抱っこして写真を撮った男の子はランドセルを背負っている。
そのときと同じ場所で、同じように彼を抱っこすることはできず、二人でなんとか持ち上げて写真を撮る。大きくなった。
 
写真を撮る場所ごとに思い出がよみがえるらしく、6年前のことを話すパパ。
僕はそのひとつひとつの写真を思い出すことができる。

「その頃は、緑色が好きだったんだよ」と父親は言うが、本人はふーん、という感じで覚えていないらしい。親だけが持っている子どもの幼い頃の記憶を写真が教えるだろう。
 
逆に、小さな子どもにとって、そのときの親の記憶は曖昧なもの。いつの日か子どもが大きくなって、自分の親がまだ若かった頃の写真を見るときがあるだろう。そう思って、子どもを撮る合間にこっそり親の写真も撮っている。

家族写真を撮るのは親のためだけではなく、子どものためでもある。