東京国際空港 19:13

  
 
 

時刻になって搭乗口まで行くと、懐かしい方言が聞こえてくる。
長崎までは2時間、空港からホテルまで1時間、今日のお酒が飲めるまであと3時間か、と胸算用しながら搭乗を待つ。
(実際に飲み始めたのは5時間後でした…)
  
LCCではあまり聞かないが、JALでは(たぶんANAも)着陸アナウンス時にひとことコメントを添えるのが常である。
たとえば今日のような最終便だと「夜も遅くなってまいりました。どなたさまも、ご自宅ご宿泊先まで気をつけてお向かいください」というようなことをCAさんが言う。時節的な内容のときもある。
 
いつも同じようなコメントなので聞き飽きた感もあるのだが、とても日本的な言葉のサービスだと思っている。

たまに電車やバスで、これを真似したようなアナウンスを聞くことがあるから、日本人はこんな情緒的な言葉が好きなんだろう。それを言いたい人と聞きたい人がいる。

もしかしたら写真でもそうなのかもしれない。情緒的な写真とはどういうものなのか、考えてみようかしらん。