小田急電鉄小田原線向ヶ丘遊園駅 15:54

 
 
 
 
 
空気は冷たいが陽射しは柔らかく暖かい。
 
公園には遠足の小学生たちが来ていて賑やかだ。小学生男子の生態を見るにつけ、ほんとにアホなことばかりしゃべったりやったりしていて、ほんとアホだなあと思う。かつては(今も?)自分もそうだったのだろうけど。
  
 

毎年恒例の家族写真の撮影にやってきた10歳の女の子はパパと無邪気に遊ぶ。愛らしい。
 
カメラを向ければ当然意識して表情を作るけれど、10年も撮っていると彼女も僕を覚えて不自然に構えたりすることがない。
 
パパが「ハタチになるまで撮るからな」と言うと、えーやだ!と返す彼女はこの先どんなふうに大人になっててゆくのだろう。中学生、高校生になってもカメラに向かって自然に笑ってくれるだろうか。僕のほうがドキドキする。
  
 
 
撮影終えて向ヶ丘遊園から千代田線経由で北千住まで行き、駅の地下にあるスーパーで夕食の買物をする。
お弁当や惣菜をカゴに入れてレジに運ぶと、レジ係の女性は手早くバーコードをスキャンして金額を告げ、満面の笑みをたたえて「ありがとうございました!またお越しくださいませ!」と言う。
  
笑顔であることはいいことだけど、彼女は仕事が楽しくて笑っているのだろうかと思いながらビニール袋に買ったものを入れてゆく。
 
もしかすると彼女のその笑みは、客に向けられたものではなく、クレームなどから自分を守るためのものではなかろうか。大人は笑顔を使い分けることができるから。